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宮城を後に

2012年3月13日、東京に帰ります。

東京へ

秋保温泉、石巻、松島と2日間周りました。電車もまだ復旧途中で、想像していた以上に移動が出来ず、 震災の大きさを感じさせられました。そして、寒さにやられたのか、前日から下痢になってしまいました。 仙台大観音とか、仙台駅周辺を観光する予定だったのですが、諦めてすぐ帰ることにします。

最後に思うこと

2000年代後半から2013年くらいまでは、今振り返ると暗い時代だったと感じます。 リーマンショックによってほぼ全世界が不況入りし、抜け道を模索している最中に東日本大震災・福島第一原発事故が 壊滅的な被害をもたらしました。生活に大きな変化があった人も多かったと思います。
また、日本と中国のGDPもこの頃逆転し、日本経済の停滞を否が応でも感じさせられました。日系電機メーカーも 振るわず、メイド・イン・ジャパンが満たしてくれるのは、我々の愛国心くらいになってしまったのもこの頃だったと思います。

私個人としても、当時は就職2年目で、仕事内容にも不満を感じることも出てきたり、職場の人と反りが合わなかったり、 色々と悩みがある時期でした。

時代に対する感じ方は、その時の年齢やその人の置かれた状況によって、人によって受け取り方は大きく異なると思います。 しかしこの時代については、私と同じ感じ方だった人もきっと多いと思います。 経済にしろ、日常生活にしろ、個人の力が及ばないことが多いことを痛感させられた時期でした。ましてや 地震や台風、噴火などの自然現象の前には圧倒的に無力です。いかに真面目で良い人間であろうと、情けも容赦もありません。
以前、お葬式でお坊さんが「人間はいつ死ぬか分からないから、明日は我が身と思って毎日後悔の無いようにしましょう」と説法 していて、当時は何言ってんだ?と思ったものですが、、、帰りの新幹線の中で、案外その通りかな、とふと思うのでした。

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